商品先物 使える!相場参謀本部ログ 為替: 日本の利上げを巡るシナリオ=第三の男
FC2ブログ
プロフィール

エム・ケイ・ニュース「Futures Japan」編集部

Author:エム・ケイ・ニュース「Futures Japan」編集部

日本唯一、先物マーケットにこだわった情報誌「Futures Japan」編集部です。海千山千の参謀たちの知恵とアイディアを、ブログ読者の方たちだけにこっそりお送りします!

相場参謀本部

「相場参謀本部」本体はこちら!

「相場参謀本部」の全ての記事を読むには 会員登録(無料)が必要です。

最近の記事

協賛サイト

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

フリーエリア

※注意事項※

◆ 本サイトで言及している投資戦略・戦術およびトレーディング・アイデアは高いリスクを伴う可能性があり、すべての投資家に適切な投資対象であるわけではありません。これらの投資戦略・戦術やアイデアをご自身の運用に採用される場合には、ご自身の投資経験や知識ならびに資金力等を十分にご勘案のうえご判断ください。

フリーエリア

Technical Cracker’s (Futures Club) お気楽極楽投資クラブ

使える!相場参謀本部ログ
商品先物・為替のプロがあなたをサポートする「相場参謀本部」ブログ!提供はエム・ケイ・ニュース社です。
>>相場参謀本部のホームページ
為替: 日本の利上げを巡るシナリオ=第三の男
日本のことは日本にいる人達の方が良く分かっているのは当たり前だが、時として思惑の渦中にあって周りの木にばかり気をとられ、木々の間からしか世界が見えないこともある。いわんや森全体を見渡すのはもっと難しいかもしれない。日本の利上げについても同じことが言えそうで、ロンドンの外野から見ていると12月利上げがほぼ確実に見える。そこで日本の利上げに絡んだ円の為替相場のシナリオを考え直してみた。

12月利上げのサインが送られている
11月の経済企画協会による「ESPフォーキャスト調査」では36人の民間エコノミストのうち12月利上げ予想は11人で10月調査より2人増えたという。しかし、問題はこの調査が11月6日までに行われたもので、7日の円の実質実効為替レートに言及した福井日銀総裁の講演が行われ前日に締め切られていた。この講演内容を日銀のサイトでよく読むと、利上げのサインであることに間違いない。1ヶ月前にこうした発言をしていて、実際に行動しなければ欧米の常識から判断すると完全にコミュニケーションの失敗と判断されるだろう。さらに10日の衆議院財務金融委員会で円キャリーの問題点を指摘する一方、市場とのコミュニケーションを濃密に心がけると語っている。したがって、常識的に考えて筆者は12月に利上げが行われるものと判断している。

円金利上昇の為替への影響は軽微
日銀の政策金利が0.25%から0.50%に引き上げられても、金利差縮小には焼け石に水であることは明らかで、理屈詰めのエコノミストらは基本的に円が上昇軌道に乗るとは見ていない。この点では小生も全く同感であり、円金利が上昇して最終的に為替リスクを織り込んだ上で日本からの高金利通貨投資を減速させる水準に達するには更に2回、3回と利上げが必要だろう。1年以上の時間が掛かるだろう。それでもまだ対ユーロでの短期金利さは2%ポイント以上残る。日本の10年国債利回りが2.5%に上昇しても、ユーロ国債とはまだ1%ポイント以上の開きが残る。10年先のことは誰にも分からない状況で、10年塩漬けにする投資では日本の国債はまだユーロ国債に見劣りする。したがって、円金利が上昇してドサクサの埃が静まってしばらくすると再び日本から外債投資、高金利通貨投資が復活すると予想される。

短期的には混乱が起こるだろう
 ユーロ圏との違いは、日本で政治家が平気で政策金利や為替について好き勝手なことをいう環境が残っていることであり、外野の雑音が大きい中で行動できない日本の姿は世界によく伝わっている。こうした環境で日銀が政治から独立した組織であることを内外に明確に示し、実際に12月に利上げを行えば、市場はビックリするだろう。ここが非常に大きな問題だ。早い話が日銀はこれまで舐められているのだ。日本の政治家が生み出している旧時代的な村社会の問題点がここにある。こうした状況を打破し、最後に残った日本の経済・金融の改革の仕上げをすれば、日銀は天晴れであり、市場はビックリする。
 したがって、12月利上げでは為替市場がかなり混乱し、円高の方向に振れる可能性が高いと思われる。円キャリーの投機的なトレードは既に脅かしに晒されているが、どの程度、実際に蒔き戻しが起こるかは全く予測できない。日銀がキャリートレードの調査をしていると福井総裁は衆議院の委員会で指摘している。投機筋による円キャリーが短期的に大きな波乱を招くことは間違いないが、もっと迫力のある円キャリーは日本の庶民が必死にハイリターンを求めて行っている外債投資、外貨預金であり、この部分は簡単に変化しない。

ドル円は何処まで短期的に下がるか
 円金利上昇によるドル円、ユーロ円の下落ペースは、14日火曜の7―9月の実質国内総生産(GDP)速報値がどうであれ、それまでに日銀が利上げの必要性を市場にうまく説明できるかどうかに掛かっているだろう。視野の狭いエコノミストや政治家に足を救われないようにしなければならないだろう。
 どの水準で円の上昇が止まるかは、チャート分析、オプションの水準や規模など極めてテクニカルな水準が参考になる。しかし、為替相場の醍醐味はそうしたテクニカルな要因を超えて動くところにある。注意しなければならないことは、ドル円でもユーロ円でも空から落下するナイフを空中で掴むような芸当を慎むことだろう。外債投資の機関投資家、外貨預金の庶民にグサリと刺さり、止まってからでいいのではないか?

 以上、日本の外から円金利上昇に絡んだ為替のシナリオを考えてみた。これから沢山のシナリオが出てくるだろうが、小生のシナリオが何らかの参考になれば幸いだ。
(参謀:第三の男)

もっと記事を読みたい方は・・・
相場参謀本部へ!
(全てのコンテンツを見るには会員登録【無料】が必要です)
スポンサーサイト




テーマ:FX(外国為替証拠金取引) - ジャンル:株式・投資・マネー

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://sanboblog.blog35.fc2.com/tb.php/459-8d03b4d1
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)