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【戦況】 為替: ECB、ユーロ高? ノープロブレム!
【欧州諜報 =為替】 参謀:第三の男

06/05/10 02:30
【戦況】 為替: ECB、ユーロ高? ノープロブレム! =第三の男
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為替市場が激変している中で、先週金曜の話はあまり意味がないかも知れないが、イッシングECBチーフエコノミストを囲んでフランクフルトで開かれた「ECBウォッチャー・コンフェランス」の出席者に話を聞いたのでお伝えしておく。ユーロの上昇に関しては「大した問題ではない。ノープロブレム」というイッシング理事のコメントがすべてを語っていた、とこの出席者はいう。どれか一つの通貨に対するユーロの変動だけで判断すべきではなく、多くの通貨に対するユーロの動向を見るべきだと同理事は語っていた。

筆者の解説:ユーロドルの変動は目まぐるしいが、ユーロ圏の主要貿易相手国23カ国を対象にした、ユーロの実効為替レートには目立った変化はない。下のチャート1はECBが集計しているユーロの今年3月までの名目実効為替レートと消費者物価で調整した実質実行為替レート(1999年第1四半期を100とした指数)。実質実効為替レートの推移を見ると、ユーロ圏の低いインフレ率を反映してユーロの全体的な為替水準は、名目為替レートよりもっと低く留まっている。このチャートで見れば、ECBが足下のユーロ高を心配していないことが明からだ。単純に言うと、現在はドルの独歩安という展開だ。
ユーロの実効為替レート(対主要23通貨)

ユーロの名目実効為替レート

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現在の状況とは対照的に、2004年末にユーロが1.30ドルを大きく超え、名目実効為替レートが指数の110に接近したとき、ECBは目の色を変えていてトリシェECB総裁は「深刻だ」と語っていた。したがって、現在の名目実効為替レートが落ち着いた上昇に留まっている限り、今回のユーロ上昇の局面ではユーロドルが1.30ドルを超えても、ユーロ圏経済にはそれほど深刻な影響を与えず、ECBも2004年末の時のように目くじらを立てないと思われる。現在の状況ではユーロが1.30ドルに挑戦するのはそう遠い先のことではないように思われる。しかし、その上昇過程でもユーロ圏の産業界やECBからのコメントに十分注意しなければならないことに変わりはない。

3月以降、4月から5月8日までのユーロの名目実効為替レートの推移を見ても、2%弱の上昇でしかない。特別目くじらを立てるような動きになっていない。下のチャート2を参照。

今後の金融政策はオープン
この出席者によると、イッシング理事はECBの今後の金融政策を「オープン」と形容していて、状況に応じて政策を決定するスタンスを取っている。フィナンシャルタイムスの報道によると、同紙記者の読みは今後の利上げペースと利上げ幅が予見を持たずに状況次第になるというものだ。伝えられているイッシング理事のコメントは「決まった(政策金利)目標も、決まった(政策変更)時期もない」というものだ。しかし、この出席者は、この今後の政策がオープンだという点をもって、6月の利上げが0.50%になる可能性があるとの思惑が出ているが、このコンフェランスではそうしたニュアンスが伺われず、市場の一部の思惑に過ぎないと見ている。11日発表予定のユーロ圏第1四半期GDPが事前予想の前期比0.5%か同0.6%を大きく超えて、同0.9%にでもなればその可能性は否定できないが、まずそうはならないだろうとこのECBウォッチャーはいう。

筆者の解説:ECBは昨年12月の利上げサイクル開始以降、政策判断はインフレ動向を含め景気動向次第だとのスタンスを維持していて、これに変化はないだろう。それに、短期的な経済指標の変化に目を奪われることなく、四半期ごとのGDP統計でさえブレがあるとトリシェ総裁は何度も語っていて、ECBが中期的なトレンドを重視していることに変化は見られない。これに対して、市場が月次経済統計を基にECBに5月利上げを催促するような動向を見せたことに、トリシェ総裁は非常に怒っている、とこのECBウォッチャーは語っている。市場がそれほど先走らなければ、5月に利上げが行われても不思議はなく、5月利上げ見送りはトリシェ総裁の市場に対する「リベンジ」だとこのECBウォッチャーはみている。

スマギ理事もECBの政策変更シグナルが減ると示唆
ECBのサイトに掲載されたスマギ理事のコメントによると、ECBは今後、金融市場に対する政策ガイダンスの提供をこれまでより減らす。明確にシグナルを送らなければならない状況を除いてシグナルを減らすのは、市場の思惑の行き過ぎが「何らかの失望、投機的な損失を生み出す可能性があるためであり、中央銀行が憂慮していることは、潜在的に中央銀行の評価が傷つけられることだ」と同理事は指摘している。

筆者の解説:5月の利上げに関して思惑が行き過ぎていたことに対するECBの反省が伺われる。したがって、今後のトリシェ総裁の記者会見やECB高官の発言がこれまでより慎重になると予想される。そしてこのことをもって、ECBが利上げを躊躇していると判断しないことが重要だろう。ECBはこれまでも景気動向とインフレ環境の推移を睨みながら中期的なトレンドを見極めつつ政策判断を行っているが、市場からすると今後は政策判断の読みが一層難しくなるだろう。

(参謀:第三の男)


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