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【欧州諜報】
[08/24 07:03]
夏休みを兼ねて1週間ほど旧東独のベルリンとドレスデン、それから旧西独は南部の巨大なバイエルン州を旅行したので、庶民感覚で感じた通貨価値についてお伝えする。決定的な印象はユーロ円が高すぎるのではなく、円が安すぎるのではないかいうことだ。さらに自宅の英国に戻って感じるのは、ポンドが対ユーロで高いだけでなく、対円で高過ぎることだ。特別根拠があるわけではなく、米国と英国に長く住む日本人金融ジャーナリストの実感をご紹介する。

■ユーロ円の150円は異常
予定した英国航空のベルリン行きの便が航空機爆破テロ計画の発覚でキャンセルになり、急遽、ユーロスターで欧州大陸に渡って、ドイツ国内で1週間の特急指定席周遊券を使った列車旅行になった。この運賃は229ユーロで、1ユーロ150円で換算すると約3万5千円で安く感じた。鉄道網の発達した欧州大陸では鉄道が庶民の足であり、運賃が押さえられていることもあるが、1ユーロ0.70ポンドで換算すると160ポンドになり、英国で生活する庶民にとってはかなり安く感じる。特に鉄道運賃が非常に高い英国から見るとその感じが強いが、一つの理由はポンドが対ユーロで高いためでもある。しかし、ホテル代や飲食費を1ユーロ150円で計算するとかなり高い感じになる。旧東独の開発が進んでいるとはいえ、所得水準と物価水準が依然として旧西独より低く、スーパーマーケットでのモノの値段を見ても、1ユーロ150円では物価が高く思える。これが高級車BMWの根拠地ミュンヘンの大都市になると150円ではもっと高く感じる。16%の付加価値税が来年1月から19%に引き上げられると、庶民の生活は大変だろうなという印象を受ける。ユーロ円が2割下落して120円になると、物価感覚が東京と似たような感じになる。ブランドの高級品になると、筆者に馴染みがないためもありユーロ円が150円では明らかに高過ぎる。

こうした物価感覚でインターバンクのユーロ円の動向を考えると、心理的な1ユーロ150円の壁を越えてユーロがさらに上昇するのは至難の業と思われる。休暇から戻ってインターバンク・ディーラーのコメントを読んでも、150円の上にはかなりのユーロ売りが積みあがっているようで、旅行者の感覚とも一致している。エコノミストらによる膨大な調査分析結果に基いた為替レートの見通しはそれなりに重要だが、庶民感覚で判断する常識的な納得の行く為替レートの見方も捨てたものではない。

■ポンドが高過ぎる
遂に220円を超えたポンドだが、ポンドは対ユーロでも、対円でもどの角度から見ても庶民感覚からすると割高だ。特に英国での消費者、そしてレストラン、ホテルでの客へのサービス低下を考えると、ぼられているとしか思えない。欧州大陸の旅行から戻ったばかりのためかも知れないが、rip off England (ぼり放題の英国)という庶民の憤りが納得できる。1ユーロ0.70ポンドの為替水準でもポンドが高過ぎると思われるのに、0.68ポンドから0.70ポンドの範囲を超えて0.65ポンドの方向にユーロ安・ポンド高が進むとユーロ圏に移住したくなる。

円から見ると、ポンドが高すぎることは間違いない。1998年に半年以上に渡ってポンド円が220円を超えて240円まで上昇したことがあり、この時に英国から東京に仕事で戻ったときは日本の物価が全て非常に安く見えた。日本に帰って住みたくなった。もっとも、この年の秋にロングターム・キャピタルの頓挫で象徴される金融市場の大混乱でポンド円は高値から50円ほど暴落して、その後も2年近くじりじり下落した。

■結局、円が安過ぎるという結論
為替市場の日々の動きから離れて、10日ほど庶民感覚で物価と為替水準とをのんびり見比べる時間があり、そうした感覚で考えると、どう転んでも円が安過ぎるという思いが非常に強い。ユーロ円も妥当な水準を超えたと思えるが、ポンド円に至ってはポンドの資産を一気に売って、安い円を買っておきたい衝動に駆られる。ただし、癪の種は円の金利があまりにも低く、1年の期間では妙味のある円運用の機会がほとんど見当たらないことだ。もっとも、このことが足下の円安の最大の原因だ。日本の外の投資家は誰しもが同じ思いをしているのだろう。いずれにしても、安過ぎる円にはいつか、何らかのキッカケで庶民感覚に近い水準に向けた調整の力が働くと思われる。

(参謀:第三の男)

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