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【欧州諜報】為替: あっぱれ英中銀、びっくり市場=第三の男
[08/04 07:27]
英中銀の利上げは全体として金融市場をびっくりさせたが、3日木曜のフィナンシャル・タイムスの為替市況は市場参加者の一部が2日から利上げを見込んだ動きを見せていたと大々的に伝えていた。誰かが来週発表のインフレ・レポートを垣間見たのか、もしくはどこかでリークがあったのではないかと疑われるような動きだが、利上げに賭けた参加者が勝ったことは間違いない。いずれにしても、朝からひょっとしたらとの思惑もあり、ポンドの上昇は短期的で30分でけりが付いた。その後のECBの予想通りの利上げでも目立った動きはなかった。金曜の米非農業雇用統計と来週8日火曜の米FOMCを前にして、大きなポジションが取り難かったことも大きな原因だっただろう。ここまでは新聞でも伝えられることで、驚くことではない。

(参謀:第三の男)


1ユーロ=0.68ポンドを超えたポンド高を維持できるかが問題
基本的にポンドは「ユーロもどき」との見方をしている筆者にとっては、ポンドが1ユーロ=0.68ポンドを超えて上昇し、NY時間の取引が終わってもまだ反落していないことの方が重要だ。ユーロポンドは今年に入ってから、0.68ポンドから0.70ポンド手前の中心的なレンジを基本的に抜け出せないでいる。この間にポンドは英国企業のM&Aに絡んだ動きで下値が硬くなり、逆にユーロ圏経済の予想外の強さで上値が重い動きになっている。木曜は0.6819ポンドの高値から0.6768ポンドまで急落し、その後は0.6780ポンド前後で落ち着いた動きになった。金曜の米雇用統計を受けてポンドドルが再び5月の1.90ドル超えを達成できるかが一つのポイントになるが、ドルが全面的に下落すればユーロも上昇するため、雇用統計発表後の週末ポジション調整を見ないと、ポンドが0.68-0.70手前レンジを抜け出したと判断できないだろう。0.68ポンドを超えてポンドが週越したとしても、今年に入ってからの動きはそうしたポンド高水準が間が続きしないことを示している。

英中銀のあっぱれ
トレンドとして見ると、英国経済は加速しているのか、減速しているのか判断し難い状況になっている。既に過去の動きであるGDP成長率などを見ると、成長ペースが潜在成長率を超える勢いを見せていて、生産余力も狭まっているが、消費者の方はクレジットカードでの消費を控える傾向が見られ、企業倒産や個人破産も目に付くようになっている。このため、エコノミスト等の金融政策見通しも金利据え置きが大多数で、利上げ見通しは少数派だった。こうした環境で金融政策委員会が利上げに踏み切ったのは、票決の中身は不明だが、中央銀行としてあっぱれだと筆者は評価している。物価安定が最優先課題であり、景気は二の次という政策スタンスは、ECBと共通したものだ。一時的に景気減速は勤労者の雇用にとっては苦痛だが、その後に景気対策が取れる。しかし、物価は一旦水準が上がってしまうと下がることはまずない。無理して物価水準を下げると、あるいは結果として物価水準が下がるとデフレであり、その教訓は日本で如実に示されている。英国では恐らくこれから今回の利上げが正解だったのか、間違いだったのか大きな議論になるだろうが、筆者は英中銀の英断を支持する。

これから景気減速へ
英国は先進国の中で金利政策と景気動向が最も密接だとされている。その理由は、住宅ローンが遂に1兆ポンドを越えた状況で、住宅ローンが変動金利中心のため、ローン支払額が金利変化で直ぐに変化し、消費に充てられる資金が直接的に影響を受けるためだ。固定金利の住宅ローンも普及しているが、2年が一般的で、直ぐに借り換え時期が来て、政策金利の影響を受けやすい。個人消費がGDPの60%を超える英国経済では、政策金利の変化が極めて速いペースで景気に影響する。さらに英国の金融資産を含んだ純資産が2005年に6兆ポンド(1ポンド215円で換算すると1,290兆円)を超え、そのうち個人住宅資産が56%を占めて住宅資産への偏重が甚だしい。このため、住宅市場の富裕効果、もしくは逆富裕効果が非常に大きい。昨年末から回復基調を鮮明にしてきた住宅価格は現在、前年比8%前後まで上昇傾向を強めてきたが、今回の利上げで冷や水を浴びせられるだろう。当然、逆資産効果が近いうちに見られるだろう。

また、貯蓄に励んでいた庶民は5月、6月の株価急落で肝を冷やし、その後の株価回復でホッとしたところだが、3日木曜には再びロンドン株式相場が急落した。ここでも逆資産効果が見られる。FT100指数が2%近く下落したことで、株式資産が240億ポンド(5兆円以上)消えたことになる。英国株の保有は英国市民だけではないが、株式投資が盛んな英国では庶民の打撃が大きいことに変わりはない。原油価格動向次第とはいえ、年内の再利上げの可能性が非常に遠のいたと考えてよいだろう。

今後、半年ほどすると英国の景気が目に見えて弱まると予想されるため、足下でM&A 資金の流入などで支えられたポンドは遠からず軟化すると筆者は予想している。目先の問題としては、ポンドが金曜の引け時点で1ユーロ0.68ポンド台に戻り、再び元のレンジに復帰すると筆者は予想している。

(参謀:第三の男)


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