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【欧州諜報 =為替】トリシェ総裁はECBの皇帝、8月利上げなし
帝国の皇帝、もしくは天皇は、家臣や巷の戯言(ざれごと)に耳を傾けるべきか、否か?トリシェ総裁はECBの皇帝であり、威厳と権威を維持するために、戯言の度が過ぎると、これをたしなめる為、あるいはへそを曲げて、あえて早期利上げの雑音に耳を傾けなくなる。ユーロ圏の景気が予想以上の強さを示す一方で、インフレ圧力は高まることはあっても、弱まる気配がない中で、根拠のないシナリオに聞こえるが、同総裁の行動パターンを考えると、全く無視することもできない。薮にらみのシナリオは次のようになる。

8月の前倒し利上げ観測が浮上しているが
ECBの引き締め継続スタンスが鮮明になるなかで、次回の利上げは9月というのが金融市場の中心的な見通しだが、ベルギー国立銀行(BNB)のクアデン総裁がフィナンシャル・タイムズとのインタビュー(26日付け紙面)で「基本的に電話会議(8月3日の政策委員会)での政策決定を除外する理由は何もない」と語ったことから、26日の市場では前倒し利上げの観測が浮上している。さらに、クアデン総裁がハト派と見られていただけに、特に注目された。ウェーバー独連銀総裁のタカ派発言に加え、26日にはガルガナス・ギリシャ中銀総裁の「ECBは利上げ準備を積極的に進めている」という発言も伝わり、前倒し利上げの話題が賑やかになってきている。

トリシェ総裁はECBの主導権掌握を目指す
今回の利上げサイクルで3回目となるはずの5月利上げ見通しが非常に高まり、金融市場でもほぼ織り込まれた際、市場参加者らは肩透かしを食らった。ECBは政策意図を正確に市場に伝え、市場とのコミュニケーションを重視しているため、この肩透かしはある意味での「事件」とも見られている。その理由として、あるECBウォッチャーはトリシェ総裁が政策決定の主導権を握るため、市場に後押しされるような政策決定を嫌ったためだと判断している。さらに、ECBの実権を掌握するために、ユーロ圏の各国中央銀行総裁でもある政策委員らが色々な発言を行って、その結果としてECBの政策の方向性が決められてしまうことを非常に不愉快に思っている。利上げの根拠が十分に整ったにも関わらず、5月の政策委員会前に利上げ観測が非常に高まったにトリシェ総裁は憤慨していたとこのECBウォッチャーはECBの内輪話を伝えている。

トリシェ総裁の独断的行動様式
6月利上げを決定した政策委員会を前に、ユーログループ(ユーロ圏の財務相会議)の議長であるオランダのユンカー財務相が経済政策に関してECBとの政策協調をさらに促進しようとの公式書簡をトリシェ総裁に送ったが、同総裁はこれを握り潰してしまった。政策委員会後の記者会見でこの件を問われた同総裁は、書簡が個人的なもので、政策委員会でも協議しなかったと言明した。ルクセンブルグの首相でもあるユンカー財務相からの呼びかけは、政治家からのものであり、ECBとしては政治からの独立を維持するために、慎重でなければならないが、インフレ抑制には財政面からも対策が必要であり、現在の経済環境では両者の協力強化が必要なことは明白だ。このため、ユーロ圏のインフレ対策、さらには経済政策全般がスムースに進まないのではないかとの懸念まで出始めている。

トリシェ総裁はECBの政策立案で主導権を目指す
 イッシング理事の引退に伴い、ECBの金融政策立案・提案に責任を持つ経済部は、ドイツのシュタルク新理事が担当することになった。ECB総裁は政策委員会の取りまとめ役、スポークスマンという役回りだが、これに対して経済部は最も重要な金融政策の権限を掌握するため、イッシング理事に続きこれからもドイツ流の政策が継続することになった。しかし、シュタルク理事の任務が決まるまで、トリシェ総裁は経済部の権限も確保して、ECBの全権を握ろうとしていた、と前出のドイツ人ECBウォッチャーはいう。結局トリシェ総裁は妥協した形に納まったが、シュタルク理事が新入社員とも言える期間に政策立案・提案で影響力を強めようとしているとこのECBウォッチャーは見ている。

巷で8月利上げ観測が強まると、トリシェ総裁はヘソを曲げる
この間のトリシェ総裁の行動パターンを考えると、8月利上げの観測が強まり、さらに様々な政策委員(各国中央銀行総裁)がそうした市場の観測を促すような発言をすると、あえて8月利上げが先送りされる可能性がある。いずれにしても、ECBのタカ派スタンスに変わりはなく、来年の半ばまで利上げサイクルが継続する雲行きになっているなかで、次回の利上げが8月でも9月でもECBの政策に大きな違いはない。したがって、8月利上げを読み過ぎないように注意する必要がある。さらに、8月に利上げが行われなくてもECBの政策スタンスの変化と読み違えないことも重要だ。

(参謀:第三の男)

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