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【Trader列伝】 Vol.5 デイビッド・ベル~ファンダメンタルズ分析を極める
【FJトレーダー列伝】 参謀:梅田直人

05/10/08 01:10
【Trader列伝】 Vol.5 デイビッド・ベル~ファンダメンタルズ分析を極める
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デイビッド・ベル



【Futures Japanトレーダー列伝 Vol.5】   
デイビッド・ベル
David Bell
 
ファンダメンタルズ分析を極める
市場の雑音をいかに整理するかが重要
 
「相場が低いレベルでは市場がファンダメンタルズに拠っていることが多く、高いレベルでは感情にながされやすい」とみるベルの取引の基本ルールは、常に自分のポジションを見直すよう心掛けることだ。
 
 トレーダーになった理由をある特定の出来事に求める人は多い。大学での専攻科目や親戚の叔父さんに連れられて取引所の見学に行った体験、あるいは人生半ばで直面した危機的状況など十人十色である。しかし、デイビッド・ベルの場合はそのいずれにもあてはまらない。30歳を過ぎた頃、米国農作物市場を丹念に分析しトレードするという現在の職に、なんとなくたどりついたのだった。

 ベルは、他の誰よりも(時には市場自体よりも)ファンダメンタルズの変化をうまく捉える。市場は往々にして非効率的に動くが、そのような動きさえも研究できるとベルは言う。リターンで見る限り、彼の言葉は正しいようだ。


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 現在55歳のベルが真剣にトレーディングに取り組み始めたのは1983年だった。その年、エル・ニーニョの影響を追い風に達成したリターンは何と500%に上った。その後損を出したのは89年のみ。それもマイナス1.5%にすぎない。プロとして本格的に資金を預かるようになったのは92年のこと。今年、メンフィスにベル・ファンダメンタル・フューチャーズ社という商品投資顧問(CTA)を創設した。預かり資産は550万ドルに上っている。

 ベルはネブラスカ州のベルウッドという町で生まれた。70年、米国農務省(USDA)の研究プロジェクトに従事、後にミシガン州立大学でその成果を農業経済学の博士論文にまとめた。75年までUSDAに勤務した後、コーネル・コモディティ社に入社。その後、82年にスパークス・カンパニー社というリサーチ会社を経てCTAを興こすに至った。

 自らの分析手法は、これまで培った経験の総決算だと言う。大学時代を通じて数学、統計学、定量分析的な思考に精通するようになり、USDAでは、政府がいかにして市場価格をコントロールするかを目の当たりにしてきた。さらにコーネル社とスパークス社時代には、「理論と現実」を一致させるべく分析手法に磨きをかけてきた。その中でも、USDAでの経験は何事にも代えられない。

 現在、ベルは回帰分析からトレーダーの売買約定データの季節的傾向分析に至るまで、あらゆるファンダメンタルズ分析の手法を駆使して利用している(テクニカル要因については主にタイミングの分析に用いている。また、市場が需要先行で展開している局面、つまり価格が高値と安値を行ったり来たりして揺れているような局面では相対力指数を用いている)。

 ファンダメンタルズが市場を支配している時はベルのリターンが最高潮に達する。ここ2年では収穫期直前の9月が22.4%、25.9%、10月が18.9%、21.1%と高水準を達成。6月、7月についても6月が33%、21.2%、7月が19.8%といずれも上々であった。逆に市場でファンダメンタルズの影響力が弱まると、ベルの成績も下がる。92年以来2月にプラスを収めたのは今年の3.6%だけだ。

 しかし、時期にかかわらず下降局面は得意にしている。「相場が低いレベルでは市場がファンダメンタルズに拠っていることが多く、高いレベルでは感情に流されやすいから」だとベルは言う。必然的にダウントレンドでのトレードには熱が入る。

 ベルはリスクをコントロールし、より高いリターンを確保するためにオプションも取引している。96年の場合、USDAの8月発表のコーン予想収量がベルの予測を大幅に下回っていた。市場は当然強気に反応。ベルはこの展開を捉え、320プット買いを購入。既存の先物の売りポジションに増しをかけた形をとった。結局、10月には12月限のコーン価格は2.60ドルレベルまで下落。ベルの9月および10月の総合リターンは54.1%に達した。

 だが今年に関しては、ベルのオプション取引は不調である。1月、2月には、当時のエル・ニーニョの影響が穀物生産地帯にも及び、大混乱を起こすと見越して穀物のアウト・オブ・ザ・マネー・コールの買いを入れた。しかし、「世界中が大豆の弱気を支持していた」のだ。ベルはしかし、すでに賢い負け方を知っていた。

「損をした時に考えられる理由は三つ。まず自分のファンダメンタルズ分析が誤っていた可能性。短期的な市場での”雑音“があまりにも強過ぎた可能性。そして、自分のトレーディングの鉄則を忘れて取引をしてしまったかのいずれかだ。この観点から自分のトレードを見直し評価する。ファンダメンタルズを再度分析した上で短期的な価格変動をもう一度注意深く検討していく」

 敗戦の撤収はすべて、できるだけ早くトレーディングを再開するためなのだ。市場を先取りした自分の分析を信じて取引している中で、重要なのは市場に追いつかれないことだとベルは言う。「まだ電車に乗ってもいないのに、その電車が発車してしまうような状況下では何をやっても損が膨らむばかりだ」

  
※この記事は月刊『Futures Japan』1998年10号より転載したものです


(参謀:梅田直人)


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